石川県農業法人協会は、平成8年11月、石川県の「志」をもった農業法人が自らの意思で組織化した任意組織です。
ご承知のとおり、政府は環太平洋連携協定(TPP)交渉に積極的な姿勢を示す一方で、農林水産業を成長産業とするため、@農地面積の8割を担い手に集積、A米の生産コスト4割削減、B農業・農村の所得倍増、C農業法人を4倍の5万法人へ増加などを今後10年間で達成する項目とする成長戦略を掲げました。
併せて、これまでの生産現場(担い手や農地等)の強化に加えて、現場、地域、消費者(生活者)の声にしっかりと耳を傾けこるとこが具体的に指示されています。
本県でも、担い手の育成・確保にむけて、行政はじめ関係機関・団体が一体となってその取り組みがされています。
このように、農業を取り巻く環境が大きく変わろうとする中、私たち農業経営者は、一段と先を見据えた経営者判断が求められることになります。
農業法人協会は、行政、JA等関係団体との連携を図ることはもとより、日本農業法人協会主催の研修会等に参加し、経営者としての資質を高める活動をしております。
石川県の担い手農業者が将来に希望を持ち、明るい展望が描ける基盤を確立するためにも、農業法人協会がその先頭に立ち、活動していく必要があると感じております。
そのために、各会員が経営体として更に発展し、地域・集落の活性化に貢献することで、農業法人協会の活動主旨に賛同する会員の一層の拡大を図り、政策提言や食育を含め農業理解を強力に進める次第です。
平成25年6月
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